着物deわき道さんぽ

着物で本通りから一本脇に入ったような道を散歩している・・・そんなブログです。

着物と海の駆け引きと(桜貝拾い編)


桜貝拾うのはどこが良い?

貝を、貝を拾いたい・・・!
年に数回訪れる発作がまた出てきた様子。
く、苦しい・・・海で貝を拾わなくては!だけど一体どこで何の貝を?

もうすぐ半世紀使っている脳の記憶に着物でそぞろ歩く聖地である鎌倉の海が浮かびました。
そうだ。いざ、由比ヶ浜へ桜貝を拾いに!
 ※2024年3月中頃の情報です。

   ⌘ 目 次 ⌘

海と着物の相性は?

貝拾い、特に桜貝を拾うという行為は海に自ら進んで近付き、湿っている状態の貝を素早い動きでGETする海との駆け引き・・・

その駆け引きに於いて着物は不向きなのではないだろうか?
必要か分からないけどメリット、デメリットを書いてみました。

そう、着物で行く理由は妄想と自分への満足感・・・
だが遊びに行く理由で自分を楽しませる。それより大事な事があるだろうか・・・
否!無い!!(ただ海には敬意を払いつつ)
それでは必要な物を持って行って来ますー

鎌倉、由比ヶ浜周辺に車を駐車した思い出

鎌倉駅(JR線)から着物でそぞろ歩く聖地、小町通りとは逆方向に若宮大路(県道21号)を歩いて約20分。

車で行くと・・・
鎌倉、由比ヶ浜は不用意に車を駐車したら最大料金が無く料金が無限に上がっていく駐車場がある事を、未熟な私に教えて下さった恩師。
鎌倉先生には立ち飲み屋で豪遊した位の受講料をお支払いしました。
渋滞も名物?なのでそれを楽しむ為に、魚介類縛りのしりとりをしながら車内を楽しむ心の余裕が必要なような。

石造りの一の鳥居辺りで由比ヶ浜まで残り半分位?。

由比ヶ浜

若宮大路を真っ直ぐ歩いたら海。
浜に降り立ち、いざ貝拾いの時・・・
拾っている時に爪に砂が入るのが不快な人は薄いビニール手袋の着用を、感覚を大事にしたい派はそのままGO!

流石に洗える着物と帯、ビニールの草履でも緊張するけど桜貝は薄く透けているので湿っている砂の辺りを探していきます。
あれ・・・今回は10分経っても見付けられず

諦めかけた、その時・・・

あったー!砂に埋もれる様にピンクの貝が!
1回桜貝を発見すると徐々に桜貝eyeが身に付く為、サーチ力が高まって楽に見付けられるようになりました。
 ※ここで言う桜貝はモモノハナ、カバザクラです。

小指の第一関節くらいの貝が密集してたり、してなかったり。
拾った貝は薄い為、その他の硬い貝を持ち帰りたい場合は違う袋にしまうと割れなくて良いかなと思います。

桜貝eyeが身に付き段々と周りの状況に慣れてくると忘れているもの・・・そう奴の事を

もう少しで着物の裾が奴(波)の餌食に!
そう、貝拾いは海との駆け引き・・・
綺麗そうな貝に目が眩んで波打ち際に近付き過ぎてしまう自分との戦いでも有ります。

その後もそんな、こんなで貝拾いを始めてから1時間。
心地良い疲れと共に海で貝を拾いたい発作も収まり、着物も足袋靴下も濡れずに桜貝も収穫出来ました。

自分としては儚げに見えるであろう画像も撮れたとして海にも、程よい間隔で設置されているトイレにも感謝して由比ヶ浜をあとにしたのです。

さて収穫は?

貝には、かなり砂が付いているので洗い流して並べていきます。

あれ?桜貝と違う方達もいらっしゃるような・・・
綺麗だったので拾ったゲストのミゾガイ、これも薄いタイプの貝達です。
何故にミゾガイ?溝に居るのかな・・・?

そう収穫量で言えば決して多くはない・・・
また違う時期や違う時間、他の場所に桜貝拾いに行き、
その場所で多く収穫出来たり楽しかった場合は追って報告します!

読んで下さった方、本当にありがとうございました!