着物deわき道さんぽ

着物で本通りから一本脇に入ったような道を散歩している・・・そんなブログです。

着物でハイキング(新緑の仙元山)後編


※2024年3月末の情報です。

何やかんやで着物でハイキングに来る事になった、わき子と撮影クルー(夫)はハイキングコースの奥地?へと進んで行くのであった・・・
※仙元山ハイキングコースは全長4㎞

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新緑の仙元山ハイキングコース

No.12(仙元山・山頂)

この辺りに「二子山山系主要分岐図」という地図が有ります。
その中の”道迷いエリア”という文言に不安が煽られますが、このコースから相当コースアウトしなければ問題無さそう。
急坂を登ると・・・開けた場所と山頂を示す標識が!!

この坂を下ったらゴールなのでは?
自然と足取りも軽くなります。

ん・・・下りの後に更に登り?
今度こそ!これを登ったら・・・あれ・・・本当に迷ってない?

繰り返すアップダウンとKEEP OUTのテープの残骸が不安を煽ります。

No.13(最後の難関)

ここから特に難関というような道が連続します。

何故に靴を忘れたんだ・・・何故に途中で戻らなかったのか?!と後悔しても帰る道もまた地獄・・・

山道は足を八の字にしてジグザクに歩くと遠い昔に習った事と、雨の日でも滑らないという草履を信じて進むしかない!
始まりが有れば終わりが来るというもの・・・ついに!

No.14(桜の楽園)

入口(No.8)からここまで約1時間40分・・・ついに!

到達しただけで満足・・・開けた景色に更に大満足です!!
桜の木も有り時期には楽園でしょう。

おむすびセットは少し固く冷たかったけど、空腹というスパイスのお陰で一瞬で胃に収まり画像は撮り忘れた・・・
家に持ち帰ったドーナツとピザは美味し過ぎて画像を撮り忘れました・・・
街に出るまで少し距離が有ると地元の方から情報を頂いたので早々に山を降りる事に。
(その節はありがとうございました!大変助かりました。)

No.15(ハイキングコース・出口)


坂を下り教会の一部が森の中に現れると最後の看板とアスファルトの道に変わります。

終わらないハイキング

さて後は帰るだけ、と油断していると想像以上のスピード落とせという言葉に納得の急坂!

最後まで飽きさせない油断ならないハイキングコースです。

葉山教会から坂を下った「木の下」交差点の信号

着物でハイキングしてみて思った事


しかし今回は幸運な事に泥の道で滑って転び、山賊に襲われた旅人のようになりながら帰るバッドなエンドにはならず新緑を見て自然を満喫出来ました。
街から近いとはいえ自然の中に足を踏み入れるのは危険が有るので次回は特に足元に対策をして行こうと思います。

読んで下さった方、本当にありがとうございました!

着物でハイキング(新緑の仙元山)前編



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新緑の森へハイキングに行こう!

野菜が高いのでプランターにレタスを植えてみたけど中々芽が出ない・・・緑の野菜が食べたい・・・もっと緑が!新緑が見たい!?

すると撮影クルー(夫)から「良い山が有る」という情報がもたらされ、ハイキングが楽しめるという葉山町の仙元山に行く事にしました。

※2024年3月末の情報です。
ハイキングコースでも山は山、さすがに着物ではない方が良いと思って準備していたら、知らない内に着物を着ていた、だと!?
こ、これは・・・私の着物でお出掛けしたいという無意識下の願望がそうさせたのか・・・
(さすがにそんな人いない、と自分でも思いました。)

どうやって行く?仙元山ハイキングコース


逗子駅京急線、バス停は「葉山町役場」でも良い様子
今回はNo.14でランチをするのが目的です。

葉山町役場」交差点、花の木公園
逗子駅(JR線)からバスに乗り「葉山小学校」で下車して、花の木公園の右の坂を登ると右手に何ともオシャレなパン屋さんが有ります。 「緑(観葉植物)も有るし、ここでお茶してゴールで良いんじゃない?」 私の中の脂肪燃焼を妨げる一派が体を動かしたくないと暴れ始めたのでランチ用にドーナツとピザを購入して急ぎ外へ。 ハイキングコースまでも結構な坂道。 ここまででも結構な運動量では?と思っていると・・・ 突然森が!

新緑の仙元山ハイキングコース

No.8(ハイキングコース・入口)
イノシシ居るんだな・・・ No.8の横でも睨みを効かせるイノシシの出没看板を見ながら少し複雑な感情で坂を登っている時、 履き替えようと用意していた靴を忘れた事に気付きました・・・ それにより又も脂肪燃焼を妨げる一派がザワザワ始めたので「無理なら引き返せば良いかな」と歩みを進める事に。
No.9(レトロな木のベンチ)
木のトンネルを抜けて少し拓けた所にある椅子で一休み。 その後はツボスミレやキブシを見付けて結構歩いたと思っていると、やっとNo.9の看板が。 想像よりチェックポイント同士の距離長いなー・・・
No.10(他ルートへの誘い)
仙元山ではない場所にも行けてしまうようなので注意です。
No.11(野生の気配)
森に入ってから沢庵のような香りを放つ榊の花がそこかしこに咲いています。 持って来たおむすびセットの沢庵が何らかの理由で漏れ出たと感じるレベル(漏れてなかった) またも別ルートへの誘いが有るなーと思っているとガサガサッという音と先を行っている撮影クルーの声が・・・まさかイノシシ!? 急いで音のする方に急行すると・・・ 崖から上がって来たタヌキとお互い正面から見合った!と撮影クルーは興奮しながら話してくれました。 タヌキだけでなく森から生命の気配が濃い! 黒っぽいタイワンリスや姿は見えないけど練習中のウグイスの声が聞こえて来て、この辺りまでは結構余裕が有りました。 それが・・・なぜ引き返さなかったのか?と、この後に感じる事になるとは・・・ 後編に続きます。 ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!

着物と海の駆け引きと(桜貝拾い編)


桜貝拾うのはどこが良い?

貝を、貝を拾いたい・・・!
年に数回訪れる発作がまた出てきた様子。
く、苦しい・・・海で貝を拾わなくては!だけど一体どこで何の貝を?

もうすぐ半世紀使っている脳の記憶に着物でそぞろ歩く聖地である鎌倉の海が浮かびました。
そうだ。いざ、由比ヶ浜へ桜貝を拾いに!
 ※2024年3月中頃の情報です。

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海と着物の相性は?

貝拾い、特に桜貝を拾うという行為は海に自ら進んで近付き、湿っている状態の貝を素早い動きでGETする海との駆け引き・・・

その駆け引きに於いて着物は不向きなのではないだろうか?
必要か分からないけどメリット、デメリットを書いてみました。

そう、着物で行く理由は妄想と自分への満足感・・・
だが遊びに行く理由で自分を楽しませる。それより大事な事があるだろうか・・・
否!無い!!(ただ海には敬意を払いつつ)
それでは必要な物を持って行って来ますー

鎌倉、由比ヶ浜周辺に車を駐車した思い出

鎌倉駅(JR線)から着物でそぞろ歩く聖地、小町通りとは逆方向に若宮大路(県道21号)を歩いて約20分。

車で行くと・・・
鎌倉、由比ヶ浜は不用意に車を駐車したら最大料金が無く料金が無限に上がっていく駐車場がある事を、未熟な私に教えて下さった恩師。
鎌倉先生には立ち飲み屋で豪遊した位の受講料をお支払いしました。
渋滞も名物?なのでそれを楽しむ為に、魚介類縛りのしりとりをしながら車内を楽しむ心の余裕が必要なような。

石造りの一の鳥居辺りで由比ヶ浜まで残り半分位?。

由比ヶ浜

若宮大路を真っ直ぐ歩いたら海。
浜に降り立ち、いざ貝拾いの時・・・
拾っている時に爪に砂が入るのが不快な人は薄いビニール手袋の着用を、感覚を大事にしたい派はそのままGO!

流石に洗える着物と帯、ビニールの草履でも緊張するけど桜貝は薄く透けているので湿っている砂の辺りを探していきます。
あれ・・・今回は10分経っても見付けられず

諦めかけた、その時・・・

あったー!砂に埋もれる様にピンクの貝が!
1回桜貝を発見すると徐々に桜貝eyeが身に付く為、サーチ力が高まって楽に見付けられるようになりました。
 ※ここで言う桜貝はモモノハナ、カバザクラです。

小指の第一関節くらいの貝が密集してたり、してなかったり。
拾った貝は薄い為、その他の硬い貝を持ち帰りたい場合は違う袋にしまうと割れなくて良いかなと思います。

桜貝eyeが身に付き段々と周りの状況に慣れてくると忘れているもの・・・そう奴の事を

もう少しで着物の裾が奴(波)の餌食に!
そう、貝拾いは海との駆け引き・・・
綺麗そうな貝に目が眩んで波打ち際に近付き過ぎてしまう自分との戦いでも有ります。

その後もそんな、こんなで貝拾いを始めてから1時間。
心地良い疲れと共に海で貝を拾いたい発作も収まり、着物も足袋靴下も濡れずに桜貝も収穫出来ました。

自分としては儚げに見えるであろう画像も撮れたとして海にも、程よい間隔で設置されているトイレにも感謝して由比ヶ浜をあとにしたのです。

さて収穫は?

貝には、かなり砂が付いているので洗い流して並べていきます。

あれ?桜貝と違う方達もいらっしゃるような・・・
綺麗だったので拾ったゲストのミゾガイ、これも薄いタイプの貝達です。
何故にミゾガイ?溝に居るのかな・・・?

そう収穫量で言えば決して多くはない・・・
また違う時期や違う時間、他の場所に桜貝拾いに行き、
その場所で多く収穫出来たり楽しかった場合は追って報告します!

読んで下さった方、本当にありがとうございました!